観ました!
観ましたよ!
「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIE」
「ブレイキング・バッド」で登場したジェシー・ピンクマンのその後の物語です。
「ブレイキング・バッド」の最終話で、ウォルターの命がけのぶっ放しにより監禁から解かれたジェシーが、その惨劇の現場を背に逃げていくところから始まるこの映画。
どうだったか、というと・・・
ちょと、物足りなかったかなああ。
ドラマのような映画。続きが欲しい~
なぜか。
映画を観ると「もう終わっちゃうの?」とすぐ思ってしまう私自身の心のクセもあるのですが、なんというか、もっと劇的な何かを期待していたのかもしれません。
そかそか、そんな感じで逃げたのね。
という極めて平坦な感じ。
わりと平凡な結末に向けて、さほど衝撃的ではない過程が描かれている・・・といった感じでしょうか。
こう感じる私は、「ブレイキング・バッド」の衝撃的なシーンに毒され、ちょっとやそっとのことじゃ興奮しなくなってしまっているのでしょうか。
だとしたらあまりにも残念!
そしてこの物語が終わったとき、「続きは・・・」「あ、ないんだ、映画だし」
という感覚。
まだ続いてもよさそうな、なんというか、約2時間に感動やら衝撃やら涙やらのさまざまな要素が凝縮されている映画とはちょっと違う「連続ドラマっぽい」映画だったのです。続きやってよ~(涙)でした。
とまあ、率直な感想はこんな感じです。
衝撃の真実・・・それは
しかし、しかしですね!
この映画にも、「衝撃的なこと」がちゃんとあったのです。
それは・・・
トッドが太った!
ということ。
んんん!?
これ、トッド?
そんな馬鹿なア~!と目をこすりこすり、そしてもう一回凝視、という行動がいかにも似合う、そんな衝撃です。
こんな、太っていいんですか。
いや、良くないですよ。
だって、この映画のトッドはいわゆ回顧上の人物ですから、ブレイキングバッドに出ていたときのトッドでなくてはいけないのです。
ジェシーが監禁されているシーン・・・
あったあった、この檻。ジェシーは「ブレイキング・バッド」で監禁されていたんだもんね。
そして、その檻の天井に現れるトッド。
その顔をみて、ありゃ~!
みごとな太りっぷりなのです。
そしてお腹もしっかりと分厚く出っ張っていて、その現実が、
「ブレイキング・バッド」の後に撮影されたのだ、という動かしがたい事実を私に突きつけるのです。
え~ん!
そしてついでに監禁されていたジェシーも、ややぽっちゃり?
友人のスキニー&バッシャーのもとに逃げ込んだジェシーはそこでシャワーを浴びるのですが、その体は監禁されていたとは思えない分厚さ。
そもそも彼らの家に着いたとたん、身も世もない感じでがつがつと食事をのどに流し込んでいたジェシーですが、その体格を維持できていたのであれば、食事は十分足りていたのでは、なんて思っちゃって、あらら・・・。でした。
でもジェシーのぽっちゃりはトッドの激太りに比べれば可愛いものと思えるほど、トッド氏はやばかったです。
これ、「エルカミーノ」を見た人と共感したいなあ。
私はこの限りなく黒に近い「トッド太った」疑惑を確信に変えるため、ブレイキング・バッドを見返しましたもん。そして、確証を得ました。
「太っとるやん、やっぱり」って。
とまあ、太った太ったとしつこかったので、この辺でこの話はやめにして・・・
ジェシーもちょっとおじさんになりましたが・・・
ジェシーの話です。
ジェシーもブレイキング・バッドが進み、この映画に至る時の流れの中で、ちょっとおじさん化してしまっているなあ、と思ったのです。
もちろん、それでジェシーが嫌になるとかそんなことはないのですが、第一話のジェシーも見返したところ、「わ~若い!キレイ」という感じでした!
目も大きく見開かれ、薄く生えたひげにはまったく不潔感がなく、太陽に照らされた彼の顔は、なんとも美しかった!
でも、彼の本来の魅力はその容姿だけにあったわけじゃないんですよね。
彼の演技力の高さは、こちらの感情をしっかり揺さぶってくれました!
そういった意味で、この映画は価値あるものなのだと私はあえて言わせていただきたいと思います!
ジェシー万歳!!