今、Netflixで配信中の『コンテイジョン』を観終わりました・・・。
怖い！！
ウィルスってやっぱり怖い！！
2011年にアメリカで制作されたこの映画は、コロナウィルスの脅威にさらされている今現在の私たちの状況を予言しているかのような内容で、そのリアルに背筋がぞっとしました。
詳しくは、またWikipediaに丸投げです！
ウィルスの脅威にさらされると人々はどうなるのか！？
ウィルスの伝播により人々の命や生活に何が起こるのかを、この映画はよく伝えてくれています。
それは例えば外出禁止令による街のゴーストタウン化であり、デマがネットで流布されたことで効きもしない薬品を求めて人びとが薬局に殺到する様子であり、強盗が「金はどこだ」じゃなくて「ワクチンはどこだ」と住民に迫るありさまです。
実際、まだそれほど感染が広がっていない日本でも子どもたちは学校から遠ざけられ、マスクは店頭から消え、感染予防とは全く関係のないトイレットペーパーが買い占められ、あらゆるイベントが中止になっていますよね。
もっとも、現在のイタリアの状況はこの映画に近いのではないでしょうか。
今のところ日本ではまだこれほどのパニックは起こっていませんが、全然他人事ではありません。
日本だって予防がうまくいかなければ、あっという間にこの映画のような状況に陥ってしまうのではないでしょうか。
それにしても、目で見て確認することのできないウィルスというものの怖さを、今ほど実感したことはありません。
こんなことが実際に起こるなんて、人びとの生活というのはつくづく「なにも起こっていない」という奇跡の平穏によって支えられているのだなあと思います。
災害、事故、伝染病、経済危機。
私たちの生活や命を脅かす要因はいくつもあるのに、普段はそんなことを気にも留めずにのんきに生きて、いざそれらが起こるといったいなにから始めたらいいのかという感じです。
そして人は、そういったリスクに対し、「自分だけは大丈夫」と思い込むところってありますよね。地震が起こっても、自分は助かるだろう。火災報知器が鳴っていても、何かの不具合だろう。病気？それは他人がなるものでしょう。みたいな感じ。
「自分だけは大丈夫！」なわけがないのに・・・
以前マンションで火災報知器が鳴ったとき、一瞬、「まあ、何かの間違いで鳴ったんだろう」と思ったことがありました。
でも、意識的に「そんな風に思っちゃいけない、避難しないと」と自分を奮い立たせて外に出たんです。するとほんの少数の人が様子を見に外に出ていただけでした。つまり、ほとんどの人が外の様子を確かめることなく、家の中で過ごしていたと考えられます。
時は確か夜の6時から7時ころだったので、それなりに家に人はいたと思います。
結果的にそれは誤報で何事もなかったのですが、「あ～やっぱりみんな危機感もたなかったんだな～」と思った覚えがあります。
台風で荒れた海や川をわざわざ見に行く人、いますよね。
3.11でも、もっと早く高台に逃げていれば助かった人がたくさんいました。「自分は命を脅かされるような危機的な状況に立たされるわけがない」という思い込みで、どれほどの命が失われたか・・・。
この、危機的状況にさらされたときに人びとが陥るナゾの脳みその反応を「正常性バイアス」と呼ぶそうです。
と、ちょっと話が反れましたが、とにかく、この映画を観てほしいです！
というより観たことのある人、多いですよね、きっと。私も観たことがあったみたいで、最後のシーンをみて、「あ、これか！」なんてなってしまいました。
どうして忘れていたのか・・・。
年齢を重ねたことによる私の忘却率の向上のせいではありますが、まさに「他人事」として観ていたんですよね～きっと。
ケイト・ウィンスレットが熱演！ブライアン・クランストンも！
ちなみにこの映画には、あの『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが出演していました！
映画に詳しいわけじゃない私が彼女を映画で見たのはタイタニック以来です！年を重ねて、味のある女優さんになっていました！ちょっと嬉しかったので書いちゃいました♪
他にも『ブレイキングバッド』のウォルター役、ブライアン・クランストンもちょろっと出演してました～！この眼光の鋭さが懐かしいです！
