須々木ユミの「これを観よう!」

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このドキュメンタリーは実は・・・!<『アメリカを荒らす者たち』にやられた~!!>

Netflixの”ドキュメンタリー”『アメリカを荒らす者たち』の真実!

こんにちは!

このドキュメンタリーについて・・・

いきなりネタバレしますので、それがイヤな方はここから読まないでください!

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実はこのドキュメンタリー、実はまったくドキュメンタリーのように撮った、「モキュメンタリー」というジャンルのフィクションなんです!

え?知ってましたか。

私だけでしょうか。

これを最後まで”ドキュメンタリー”だと思って観ていたのは・・・!

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これは、

アメリカの高校で教員の車27台に男性の〇〇〇の絵が赤いスプレーで書かれてしまうという事件が発生、その犯人を探すべく高校生がドキュメンタリーを撮りながら真相を解明していく・・・」

というお話なのですが、シーズン1の最後の最後まで、私はこれをウソ偽りないドキュメンタリーとして観ていました。

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そして、

「すごいな~、この高校生たちは。子どもがここまで真相に迫れるとは」などと、関心しながら観ていたのです。

 ドキュメンタリーにしては出来すぎ!?かなり面白い

しかしシーズン1の最終話の最後のほうで、「ん?若干ここはうまく出来すぎてるな」という場面があり、ようやく私の中でこのドラマに対する疑惑が浮上→ネット検索、そしてようやくこのドキュメンタリーがドキュメンタリーではないという事実を知ったのです。

 

やられた~!!と思いましたがとても面白かったので、「最後まで気がつかないでよかったあ」なんて思っちゃいました。

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ところで、たいていドラマや映画が扱う事件といえば「殺人」なので、スプレーで車にいたずら書き、ということに、はじめは私も少々物足りなさを感じていました。しかし観進めるうちにどんどんハマってしまい、「いったい本当の犯人はだれなの!?」と、真実を知りたい気持ちがみるみる膨らんでいったのです。

 

そしてしょっぱなから犯人にされてしまった高校生の日頃のバカさ加減に呆れながらも、「いや、純粋なところのあるこの子はやっていないかも」となり、じゃあ、誰?教員もあやしい、他の生徒もあやしい!と、結果的にはなかなかにこのモキュメンタリーを楽しんじゃっていたのです。

 

そしてシーズン1を観終わり、これがドキュメンタリーではないことを知ることとなり・・・。チャンチャン!でした。

 モキュメンタリーとは・・・!

それにしてもよくできた「モキュメンタリー」でしたね~。

まあ、今思えば、本物のドキュメンタリーより面白すぎたかな、という感じがありましたよね。

本物のドキュメンタリーはもっと淡々としていて、登場する人物も俳優ではないことからさほど面白いことをいうわけでもやるわけでもないですが、このモキュメンタリーは真相を解明する高校生、犯人扱いをされた子、その他、疑惑を向けられた子たちや周辺の人物、みんな、なんていうか、面白かったんですよね。

フィクションだから展開も鮮やかで、観ているこちらを飽きさせないものがありました。

それにしても、こういう分野があるんですね~。

「モキュメンタリー」とは・・・

ちょっと調べてみました。

 

モキュメンタリー: mockumentary)は、映画テレビ番組のジャンルの1つで、架空の人物や団体、虚構の事件や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風表現手法である。モキュメンタリーは擬似を意味する「モック[と、「ドキュメンタリー」のかばん語であり、「モックメンタリー」「モック・ドキュメンタリー」ともいう。また、「フェイクドキュメンタリー」と呼ばれる場合もある。

Wikipediaより引用

だそうです!

 

フィクションと分かっている状態でドキュメンタリーのそっくりさんを観る、ってどんな気持ち!?と考えさせられますが、どこまで「ドキュメンタリーっぽく撮れているか」ということを考察しながら楽しむのがいいんですかね。

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やはり私のように「フィクションと知らずに観る」のが、一番楽しめる鑑賞法ような気がします!

シーズン2は、真実を知ってしまった状態で観ることになりますが、この状態でどこまで楽しめるかが、逆に楽しみです!

 

みなさんも、ぜひこのよくできた「なんちゃってドキュメンタリー」を楽しんでみてください!