須々木ユミの「これを観よう!」

~【Netflix】【prime video】【hulu】【Disney Delax】動画配信サイトを楽しみたい人へ~

夢を追う人必見!<『ラ・ラ・ランド』監督の作品『セッション』>

 

『セッション』、観ました!夢を追う人にはぜひ観てもらいたい映画です。その苦しみも喜びも・・・

 この映画は娘に勧められて観たのですが、とっても良かったです!簡単にいうと、ドラムをたたく学生と彼の厳しい音楽教師の話です。基本、なんとも激しい映画なのですが、人と人が繋がるってどういうことなんだろう、なんていうことも考えされられたりしました。

 この映画でいうと、「音楽」への情熱だけがこの二人を同じ場所、世界に立たせたんだなということなんですが、それにしても夢を追うとか、自分の中の大切なものを守り抜くとかいうことは、本当は私たちが考えているほど生易しいものじゃないんですね。

 

なんとな~く、こうなったらいいな、ならないかな~なんていうテンションじゃ叶わないんですよ、夢って。そしてそれほどに熱くなれるものをもっている人はすごいです。彼らが幸せかどうか、って聞かれたら、彼らの苦しみを目の当たりにするとクエスチョンがつきますが、なんというか、そういう人には引き込まれる魅力がありますよね。そして彼らにとって、ぬるい人間関係とか、しがらみとか、そんなもの全く無意味なのです、多分。そして彼らはおそらく例外なく、その夢と引き換えに何かを手放しています。彼らみたいに強く生きてみたいな~という憧れを胸に、この映画を観終わりました。観る人によってはちょっと人生観が変わるかもしれない・・・とさえ思います。

この映画は本当にオススメです。

 

監督は『ラ・ラ・ランド』を制作したデイミアン・チャゼル氏です。

この映画はもともとデイミアン・チャゼル氏自身が脚本を手掛けた短編を2014年に長編映画としてリリースしたもので、サンダンス映画祭ではグランプリを受賞しています。彼自身も高校時代にはドラムに打ち込んでいたそうで、そこでの厳しい音楽教師との出会いが、この映画の製作に大いに役立った・・・というようなことががWikipediaにも書いてありました。監督自身の実話をもとに・・・の側面がある映画のようです。

見どころは、音楽教師フレッチャーの性格の悪さ

それにしてもこの映画の面白さの根底を支えているのは音楽教師、フレッチャーの性格の悪さですね。まあ、よくもこれだけ、というほどの口の悪さで、それがちょっと面白かったりしちゃって、ここまで言われたら、もう逆になにも言い返せないというか、もう完全に彼のペースですべてが進んでしまう。この世がいかに「正しさ」なんかで動いていないのかがよ~くわかります。

上映されたのは2015年です。紹介のためのリンクですのでご注意ください!

session.gaga.ne.jp